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産地情報(【山口県山本農場さんのシクラメン】のお手伝いをさせて頂きました。平
2011-10-29

 

いつもご来店、誠にありがとうございます。
昨年大好評だった山本農場さんのシクラメン農場にお手伝いをさせて頂きました。
まず農場に案内され、たくさんのシクラメンの花に驚かされました。
 
お手伝いさせて頂いたのは出荷前最終段階の作業で、葉組みで必要だった灰色の輪を外し、受粉をして落ちてしまった花びらと、その後の種ができている茎を球根の付け根から抜き取る作業でした。
 
作業の合間をぬってお話をさせていただき、その中で疑問に思ったところを色々質問させていただいた中の一つ「置き場所のポイント」を紹介したいと思います。
まず絶対にやめてほしいところは暖房機のあるお部屋です。これは暖房機の風がシクラメンにかかることで葉っぱが乾燥してしまい、枯れて株が弱ってしまうからです。やっぱり人が集まる場所に置きたいからと思いますよね。でも、シクラメンはできるだけ涼しいところを好みます。暖房器具のない明るい窓辺がBESTですがなかなかそのような場所はありません。暗くても玄関などが良いです。もしまったく日が当たらない玄関でしたら、午前中に外の日の当たるところに出して夕方玄関にしまうといった形が置き場所としていいそうです。
 
あとよく「葉っぱが多い方が花がよく咲く」と聞きますがこれは間違いではないそうです。シクラメンは葉っぱと花が一対でできています。しかし、これは原種に近い品種のことで、新しい品種は改良され葉っぱ以上に花を咲かせることができるのだそうです。でも葉っぱが多くあることにはいいことなのでしっかりあるものを選んでください。
 
シクラメンの出荷でお忙しいところお話をさせて頂きとっても勉強になりました。シクラメンだけは絶対に育てることをあきらめないそんな思いもたくさん語っていただきました。
帰り際、山本さんの奥様が珍しいものをお土産にくださいました。それはシクラメンのブーケ(!)ものすごくかわいいし、何より珍しいものでした。「下を切って水に浸ければ23週間は持つよ」とおっしゃられました。まだ見事に咲いております。シクラメンは昔、鉢ではなく切花で入った来たそうです。
そんな昔のことまで知れた濃い一日でした。
 
機械では決してできないこの職人技、山本さんのシクラメンにかける熱い思い、ぜひお店におたち寄りの際はこの芸術品を見てください。その大きさに驚かされるとともにきれいに咲いたお花も見事ですよ。
 
最後にたくさんの良い経験をさせて頂いた山本農場の方々に本当に感謝です。ありがとうございました。
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